「日下」を(表音=玖沙訶=クサカ、キュウシャカ、「帶」を多羅斯=タラシ)になります,玖沙訶=「日下」=クサカ、解読が誤訳のため無理な表音の通説です、おかしいと思わないことが不思議です。
古事記の記述で前文では表音、音読み、訓読み等の記述説明をしています、その文脈を考察すると、姓名の記述について詳細に説明していることを、お粗末な誤訳、こじつけ読みをしていることが滑稽でなりません。
<解読>
亦、於姓日下謂玖沙訶(注1 前文と同様に姓名の姓についても、日=じつ=実=自分の生まれた家。生家、また、父母の家の姓をくみ取り、下謂=歌意=記述を声に出し、玖=書き換えを防ぐため。
沙訶=(注2 沙=写=良いものと悪いものを選り分け、訶=表音を手掛かりに語を写し取ること。
於名帶字謂多羅斯=(注1 前文と同様に姓名の名についても、帶字=おびている表音漢字の謂=意をくんで、多羅斯=多く連なる漢字は姓と離す必要である。
如此之類=(似ているもの、同じ性質)の漢字、記述はこれに従う。
隨本不改=(隨本=見聞きした事などを筆にまかせて書いた文章)であり、(不改=附会=関係のない事柄を理屈つけて結びつけることはしていない。)