魏志倭人伝 卑弥呼 古事記 日本書記 万葉集 甲骨文字 以音 五経基軸文法による解読

漢文史記は五経文法が採用されています、この五経文法は殷時代の甲骨文字(漢字変換)でも採用されており、古代中国は唐時代の末期で消滅、日本では奈良時代(西暦720年)頃で消滅して現在に至っています、この漢文史記を一字一句解読したブログになります。

魏志倭人伝  牛馬虎豹羊鵲はいない。馬鹿げた解読。一軍を率いる将軍の綿甲冑(貫頭衣)の背中の刺繡模様と邪馬壹国連合の負け戦の予感記述。

<デタラメ記述>

古代の日本には、もともとカササギは生息しなかったと考えられる。「魏志倭人伝」も「日本にはカササギがいない」と記述している。

種禾稻紵麻 蠶桑 緝績出細紵縑緜 其地無牛馬虎豹羊鵲 兵用矛盾木弓 木弓短下長上 竹箭或鐵鏃或骨鏃 所有無與儋耳朱崖同

魏志倭人伝 補足・解読 15(上) 】

<解読>

種禾稻(表音仮名・借字)=種禾=しゅか=朱夏=赤色を夏に配するところから》夏の異称。《季 夏》。種=しゅ=首。禾稻=かとう=裹頭=かしらづつみ。⇒(注 頭巾のような頭部の防護頭巾)

種禾稻紵麻=種=しゅ=朱色=辰砂=漆の顔料=稲の金糸を刺繡。紵麻=いちび。アサの一種。

(稻)紵麻(表音仮名・借字)=稻紵=とうちょ=頭緒=心の中におこるいろいろな思い。(注釈 現代辞書⇒1 刀に付ける正絹紐⇒江戸時代の紐⇒下緒(さげお)。2 明治時代の軍刀紐⇒刀緒(とうちょ)

<注釈>

※ 陳寿の文脈から推測すると(刀緒(とうちょ)現代辞書には熟語の意味は存在していませんが、⇒(1頭緒==心の中におこるいろいろな思い。)

※ 刀緒(とうちょ)⇒刀紐

<解読>

(紵)麻(表音仮名・借字)=紵)麻=ちょま=苧麻=からむし麻。

<注釈>

※ 苧麻=天然繊維の中で繊維強度が最も強靭(羊毛の4倍、綿の2倍)。水を含むと繊維の強度がさらに60%増す。防護服の繊維。

<解読>

蠶桑緝績出細(表音仮名・借字)=蠶桑=さんそう=攅叢=あつまりむらがること。また、よせあつめること。

<注釈 緻密な漢字構成で記述しています。>

※ 表音は正しくても、該当する熟語の検索が困難こんなんを極めます、該当熟語を深読みして初めて使用した(表音仮名・借字)の意味が判明します。

※ 陳寿の記述の奥深さには驚きをかくせません。

<解読>

桑緝績出細(表音仮名・借字)=桑緝=そうけん=宋謙(注 215年、孫権合肥を攻めたとき、宋謙は一軍を率いて参加した。⇒一旁的宋謙聽了眾人的話,臉上青一陣・白一陣。

(緝)績(表音仮名・借字)=(緝)績=けんせき=蹇碩(官職⇒中常侍)黄門の防衛の蹇碩⇒黄門侍郎(こうもんじろう)は、中国の官職名の一つ。

※ 霊帝に寵愛された。西園八校尉が置かれた時、宦官ながら身体壮健という事で上軍校尉に任ぜられ、その筆頭として近衛軍を統括した。黄門であった蹇碩

※ 秦において、皇帝の勅命を伝達する官職として創始され、漢以降の歴代王朝にも受け継がれた。秦や漢では、禁中の門(禁門)が黄色に塗られていて「黄門」と呼ばれていた。 

出細(表音仮名・借字)=出細=すいさい=水寨。

※ 孫権劉備連合軍は東南の風を利用し、火を点した松明を持ち、曹操軍の水寨を火攻めで攻撃しました。曹操軍の船は一気に燃え尽き、その燃え上がる炎で岸壁が真っ赤に染まったことから、 「赤壁」という名が付きました。孫権劉備連合軍は勢いに乗り攻撃を続けたため、曹操軍は残りの部下をつれて江陵より退散しました。

<苧麻の布地の地色及び刺繡の種類>

1 蹇碩⇒黄色⇒無支祁・虎

2 水寨⇒赤色⇒雉・牛

3 宋謙⇒白色⇒馬・豹

4 宋謙⇒青色⇒鵲・羊

<注釈>

※ 自衛防衛軍の西園八校尉(さいえんはつこうい)の官位の将軍の貫頭衣は上記のように苧麻のキルティング(綿襖甲=めんおうこう)で刺繡されています。

※ 綿襖甲=めんおうこう

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B6%BF%E8%A5%96%E7%94%B2

※ 西園八校尉(さいえんはつこうい)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%9C%92%E5%85%AB%E6%A0%A1%E5%B0%89

種禾稻紵麻蠶桑緝績出細紵縑緜其地無牛馬虎豹羊鵲兵用矛盾木弓木弓短下長上竹箭或鐵鏃或骨鏃所有無與儋耳朱崖同

【ここからが驚異の解読・歴史史実】

種禾稻紵麻=紵麻=いちび。アサの一種。種=朱色=辰砂=漆の顔料=稲の金糸を刺繡。

不彌國(現在、武雄市)水銀鉱山を統治して卑弥呼の実家、(祖)の國で辰砂、朱、鍍金に使用する鉱物を抑えているので財力は絶大である。

捺染(なっせん)などに使うための、模様を彫りぬいた木。

なせんともいう。繊維に染着性をもつ染料を捺染糊に混ぜてペースト状にして,印捺する染色法。

縑=目を緻密(ちみつ)に固く織った平織りの絹布。かとりぎぬ。かとり。二本の生糸を合わせた糸で、細かく織った絹布。

緜=わた。まわた。

黄・赤・白・青の帆布の貫頭衣に蠶桑 緝績出細=蚕の細い糸で縑で(出)縑=綿を中敷き、(キルティング)にして、金糸で稲の刺繡をし、その麻布(帆布)地の背中の中央に雉・無支祁(むしき、ぶしき)・虎・雉・牛・馬・豹・・鵲(かささぎ)・羊の刺繡貫頭衣⇒綿甲冑。

これは、倭国の先端技術になります、でなければ記述するはずがない。

<刺繡イメージ参照>

https://webarchives.tnm.jp/imgsearch/show/C0008679

※ 波涛飛龍模様陣羽織 - 東京国立博物館 画像

<解読>

紵縑緜其地表音(仮名・借字)=紵=ちょ=苧=からむし。縑=けん=織目を緻密(ちみつ)に固く織った平織りの絹布。かとりぎぬ。二本の生糸を合わせた糸で、細かく織った絹布。

緜其地表音(仮名・借字)=緜=けん=わた。まわた。其=き=その。地=じ=布地。

(地)無牛馬虎豹羊鵲表音(仮名・借字)=(地)=じ=雉。無⇒む⇒無(略)⇒無支祁(むしき、ぶしき)。牛・馬・虎・豹・羊・鵲(かささぎ)

 

※ 無支祁(むしき、ぶしき)は中国に伝わる妖怪である。無支奇、巫支祁(ふしき)とも。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E6%94%AF%E7%A5%81

鵲(かささぎ)。鳥の名。カラス科の鳥。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%B5%E3%82%B5%E3%82%A

<解読>

兵用矛盾木弓(表音仮名・借字)=兵用矛盾=へいよう、む、じゅん、もくきゅう=兵用の矛・盾・木弓。

木弓短下長上(表音仮名・借字)=木弓短下=もくきゅうたんかじょうしょう=木弓は短く。短下=単果(たんか)=1個の花に生じた1個の子房からできた果実。大部分の果実はこれに属する。⇒梅弓・桃弓・桑弓など。

長上(表音仮名・借字)=長上=じょうしょう=上生=〘仏〙 極楽往生の等級の名。上品(じようぼん)・中品・下品に分けて、さらにそれぞれを上中下の三生に分けたものの最上位。 → 九品(くほん)

竹箭或鐵鏃(表音仮名・借字)=竹箭=ちくせん=矢竹⇒矢。或=わく=あるいは。または。ある時(場合)は。鐵=てつ=鉄。鏃=そく=やじり。

或骨鏃所有(表音仮名・借字)=或=わく=あるいは。または。ある時(場合)は。骨鏃=こつせん=骨やじり。所有=しょゆう=自分のものとして持っていること。

 

(有)無與(表音仮名・借字)=(有)無=ゆうむ=生死、勝敗、黒白など対立する二つの概念。與=よ= 「か」と読み、疑問の意を表わす。

儋耳朱崖同(表音仮名・借字)=儋耳=せんじ=儋耳郡⇒(現代辞書⇒だんじぐん)。朱崖同=しゅがいどう=珠厓(郡)。同=どう=同じ運命。

<注釈>

魏國の使節かどのように伝えたか不明ですが、陳寿の論評がきびしいです、これが現実に起こった歴史である。

所有無與儋耳朱崖同=魏國の使者は那 國連合の有無に係る自主防衛を見て将来を暗示する。

所有無與儋耳朱崖同=(論語)中国にかつて存在した郡に儋耳郡(たんじ-ぐん)が存在したが、儋耳郡は珠厓(崖)郡に編入され滅亡した。

所有無(壹與が率いる)儋耳郡は珠厓(崖)郡に編入され滅亡することを暗示。

 

<注釈>

陳寿の記述は儋耳郡(せんじ-ぐん)と表音読みを指示しています。儋=音読み:タン、 セン、 ゼン。

※ 五経文法の積算計算に使用する数なのでセンを指示しています。

儋耳郡(たんじ-ぐん)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8F%A0%E5%B4%96%E9%83%A1

珠崖郡(海南島

前漢南越国を滅ぼした翌年の紀元前110年(元封元年)、海南島に珠厓郡と儋耳郡が置かれた。郡が置かれてから紀元前86年(始元元年)までの間に、6回の反乱が起こった。紀元前82年(始元5年)、儋耳郡を併合した。紀元前59年(神爵3年)、珠厓3県が反乱を起こした。紀元前53年(甘露元年)、9県が反乱を起こした。紀元前48年(初元元年)、また珠厓郡が反乱を起こした。紀元前46年(初元3年)、賈捐之の提議を受けて、珠厓郡は廃止され、その地は放棄された。

魏志倭人伝 補足・解読 15(上) 】

先端技術で染色、刺繡縫製された軍事服のあでやかさに驚きを隠せない記述。

軍需物資の供給=都=伊都國=吉野ヶ里遺跡だと想定しています。

食料=米=南春米、茜米=赤米の備蓄

衣服の供給=田んぼ面積=ゴルフ18ホール施設=7施設分(約210万坪)×1割(麻栽培畑)=約21万坪=70里×400反=28000反(麻布)×3(三毛作)=84000反

約28000反分の反物が取れます。

1人兵士分の麻布=約28000反分÷(1人兵士分24m)=約42000兵士分しか製作できません。

10万人分を供給するには、1年3回収穫で2年間かかります。

麻の手織り日数=42日間=40反→供給するには邪馬壹国の想定人口が57万人から71万人の想定として老人、男子、子供、を抜いて約10万人の女性が手織をして約100日間かかります。男子は武器の製作(矛・盾・弓・矢)

【コメント】

五経文法漢文につき解読方法は記述できません。

【邪馬壹(臺)国那 國連合の自主防衛武器の数量】

矛・盾・木弓・木短弓 

自衛防衛軍⇒10萬兵に対して⇒矛・盾・木弓・木短弓 (各80000個・張)

竹箭(や=矢、箭=矢竹)

鐵鏃・骨鏃 合計本数⇒8千萬本÷(8萬兵)=1兵員分として(1000本)ですが、戦は1日で終わりません。⇒40日間の短期戦争で使える矢は25本(日)

<注釈>

※ 骨鏃についての検証⇒鹿角素材⇒1頭⇒200個(毎年生え変わる)1000萬本は不可能。⇒代替え鏃⇒石鏃・貝鏃⇒大分県姫島産黒曜石・ウグイスガイ(科)この科に真珠のアコヤガイがぞくしている。

※ 矢竹の採取⇒3年竹以上を採取、最低半年寝かせ、炭火で矯正(矯める)、鋸で裁断。

※ 矢羽根⇒鷹の羽根が最上だが不可能⇒鵞鳥・アヒルの飼育で生え変わる換羽を別名で「鳥屋(とや)」時期に採取。1羽当たり20本の矢としても膨大ば羽根が必要になります。

※ 制作道具⇒のこぎりは古墳時代に現存していました。砥石・麻紐。

※ 矢の保管⇒矢竹は虫食いがあります。防虫保管⇒楠⇒樟脳。

※ 弓の弦⇒材料は、苧(からむし)や麻などの自然界から得た繊維を束ねて用いる。薬煉(くすね)補強のために弦に塗る、松脂を油で煮て練ったもの。

※ 鐵鏃⇒鐵鏃の制作についての記述がないので省略。

<注釈>

邪馬壹国=九州國のなかでどこまでが自主防衛軍に加わったのかは不明です。

【投馬國、伊都國、奴國、不彌國、那國】VS【狗奴國、佐治國、肥□國=名称不明】

【自主防衛の兵士数】

男子兵士・奴婢男子兵士

90,000

婦人・奴婢(女)

10,000

総兵士人員数 

100,000

【狗奴國、佐治國、肥□國=名称不明】

男子兵士・奴婢男子兵士

総兵士人員数

160,000人⇒(NO 13 狗奴國 解読参照)

 

種禾稻紵麻 蠶桑 緝績出細紵縑緜 其地無牛馬虎豹羊鵲 兵用矛盾木弓 木弓短下長上 竹箭或鐵鏃或骨鏃 所有無與儋耳朱崖同

<要約>

朱夏、10萬兵(一軍=12500兵)を率いる八将軍の貫頭衣は黄・赤・青・白の」地に、伝説上の黄色は無支祁(むしき、ぶしき)・虎、赤色は雉・牛、白色は馬・豹、青色は鵲・羊が絹糸・金絲で刺繡がされている。

兵は矛・盾・木弓を持ち、その木弓は単果で梅・桃・桑の最上位である。箭(矢)は鉄鏃あるいは骨鏃で自分の物として持っている。生か死、勝か敗か、いずれにしても、邪馬壹(臺)国連合は儋耳郡(せんじぐん)と同じで 珠厓郡(しゅがいぐん)の狗奴國に反乱をおこされ滅ぶだろう。

<解読についての補足>

刺繡の種類は6種類⇒何かがおかしい。10萬兵(一軍=12500兵)に対して六将軍の刺繡だけ?地=じ=雉。無=む⇒検索キーワード⇒む 動物、む 神話、む 古代中国⇒山海経⇒無支祁(むしき、ぶしき)

これで10萬兵(一軍=12500兵)を率いる八将軍そろいました。

 

<当ブログ前半に記述投稿有り>

男子無大小 皆黥面文身 自古以來 其使詣中國 皆自稱大夫 夏后少康之子封於會稽 斷髪文身 以避蛟龍之害 今 倭水人好沉没捕魚蛤 文身亦以厭大魚水禽 後稍以為飾 諸國文身各異 或左或右 或大或小 尊卑有差 計其道里 當在會稽東治之東

 

倭地温暖 冬夏食生菜 皆徒跣 有屋室 父母兄弟卧息異處 以朱丹塗其身體 如中國用粉也 食飲用籩豆 手食