魏志倭人伝 卑弥呼 古事記 日本書記 万葉集 甲骨文字 以音 五経基軸文法による解読

漢文史記は五経文法が採用されています、この五経文法は殷時代の甲骨文字(漢字変換)でも採用されており、古代中国は唐時代の末期で消滅、日本では奈良時代(西暦720年)頃で消滅して現在に至っています、この漢文史記を一字一句解読したブログになります。

魏志倭人伝 貫頭衣 日本歴史の文明を後退させた学者(親鴨)の刷り込みで、(小鴨)の歴史愛好家が、その解釈を疑わない愚かなこと。

今から2000年以上も前の秦の始皇帝や、諸葛孔明らが活躍した三国時代、古代中国の人口は2000万人。古代中国の最盛期といわれる唐王朝時代でも、人口は5000万人。

陳寿は2000万人から選ばれた逸材。西晋に仕えた。司馬炎武帝)にその才能を買われて、三国志を編纂、頭脳明晰な陳寿が記述した史記を日本の浅知恵学者、研究者が薄っぺらな誤訳で論争すること自体がおかしい。

 

魏志倭人伝の後半記述はますます難解になります、五経文法、積算、格言、論語の意味が一字一句の漢字に隠されています、叉、(表音仮名・借字)には漢音・呉音・表外音で構成されています。

【 14 】

其風俗不淫男子皆露紒以木緜招頭其衣横幅但結束相連略無縫婦人被髪屈紒作衣如單被穿其中央貫頭衣之。

【 15 】

種禾稻紵麻蠶桑緝績出細紵縑緜其地無牛馬虎豹羊鵲兵用矛盾木弓木弓短下長上竹箭或鐵鏃或骨鏃所有無與儋耳朱崖同。

<注釈>

関連記述のため、下記を一緒にしました。

  • 原文及び通説は文節と文節に空白(スペース)を設けていますが、熟語が構成できないので漢字と漢字を詰めています。

 

魏志倭人伝 解読 14 】

<注釈>

臨戦態勢の記述。伊都國、奴國、不彌國、那國の自衛防衛軍の訓練を検視した様子の記述で、男子、婦人が一丸となった状態で一糸乱れず軍事演習している様子に魏国の遣使も驚き隠さない記述です、見下した記載はありません。

今までと異なり、むしろ敬意を表した記述になっています。

伊都國、奴國、不彌國、那國の自衛防衛軍10万人の軍事訓練

<注釈・解読>

其風俗(表音仮名・借字)=其=き=その。其風=きふ=帰付=つき従うこと。風俗=ふぞく=身なり。容姿。態度。(注 風俗=ふぞく=付属=付き従っていること。)

不淫男子皆(表音仮名・借字)=不=ぶ=部。不淫=ふいん=訃音(ふいん)=黙っていること。無言。男子=だんし。皆=かい=皆=みな。

 

(皆)露(表音仮名(借字)=(皆)露=かいろ=薤露=《薤 (にら) の葉の上に置く露は消えやすいところから》人の世のはかないことや、人の死を悲しむ涙をいう語。また、漢の田横の門人が師の死を悲しんだ歌の中にこの語があったことから、葬送のときにうたう挽歌 (ばんか) の意にも用いる。

紒以木緜招頭(表音仮名・借字)=紒=けい=髪を束ね。木緜=もくめん=木綿を(招頭=鉢巻)している。

解読されてこなかった史実】

貫頭衣=矢じりからの身体の防御、鎧の役目=前記述で述べた寧波船に使用する帆布のような厚手の生地と意もわれる

緜=辨(剣)=2尺2寸

緜(辨疑べんぎ=剣)=新刀辨疑=刀剣世界では辨疑の語源が不明。

 

其衣横幅但結束(表音仮名・借字)=其=き=その。衣=い=ころも。(注 横=こう=意味⇒左右)(幅=ふく=布のはば)⇒貫頭衣。但=だん=ただ。結束=けっそく=ひもや縄などで結んで束にすること。

横幅=こうふく=公覆=身を挺して誇りを貫く。(注 幅=ふく=腹=腹をくくる。)

 

結束(表音仮名・借字)=衣服や甲冑 (かっちゅう) を身に着けること。

結束(表音仮名・借字)=志を同じくする者が団結すること。

束相連略無縫(表音仮名・借字)=束相=そくそう=「塞聡」は何も聞かないように耳を塞ぐこと。相=そう=占う。相連=そうれん=葬殮=葬送儀礼。日本ではソウレン(葬殮,葬礼)とかノオクリ(野送り)ともよばれる。

(連)略無縫(表音仮名・借字)=(連)略=れんりゃく=「連盟」「連合」などの略。

(略)無縫(表音仮名・借字)=(略)=りゃく=ただ。無縫=むほう=無法=乱暴なこと。また、そのさま。

<要約>

男子の付き従う身なり態度は、皆、無言、露命である、髪を束ね木綿の鉢巻をしている、綿甲冑(苧麻のキルティング=綿襖甲=めんおうこう)の貫頭衣は紐で結び付け、辨疑を付け団結連盟することを占い、塞聡は葬送儀礼のようであるが、ただ無謀なことだ。

魏志倭人伝 解読 14 】

婦人被髪屈紒作衣如單被穿其中央貫頭衣之

<注釈>

婦人被髪屈紒=映画の時代劇等で,戦の時に奥方が頭部背後で髪を結んでいるさま。

 

<解読>

婦人被髪屈紒(表音仮名・借字)=婦人=ふじん=(戸籍がある正妻・妾)(注 本来の意味⇒髪の毛を結ばずに振り乱すこと。)屈紒=くつけい=髪を結ぶ。髪を束ねる。

作衣如單被穿=作衣=さい=作業着をまとい。如=じょ=ごとし」と読み、「~のようだ」「~のようである」の意を表す。(單=ぜん=ひとえ。裏地のない衣。)被穿=ひせん=卑賤=地位・身分が低いこと。(奴婢)

<注釈>

穿= はく。ズボンをはく。衣服を身につける。

其中央貫頭衣之=その上から貫頭衣服まとっている。

奴婢(單=一重)の作衣=奴婢が(單=一重)なら婦人は重ね着をしていた。

穿=下半身に衣類をつける=袴のような下衣と思われる。

※ 貫頭衣の下は前合わせの着物で、下半身は袴と同等の衣服。

<解読>

(穿)其中央(表音仮名・借字)=(穿)其=せんき=戦旗=戦争のときに用いる旗。其中=きちゅう=基柱=基本となる柱。中央=ちゅうおう=まんなかの位置。

 

其中央貫頭衣之(表音仮名・借字)=其中=きちゅう=貴胄=貴い家柄の人。貴族、華胄。央貫=おうかん=往還=行き来する道、道。

 

(央)貫頭衣之(表音仮名・借字)=(央)貫=おうかん=横貫=横に貫くこと。⇒貫頭衣の脇下が開いていること。

之(表音仮名・借字)=之=し=姿。

<注釈>

※ 貫頭(表音仮名・借字)=かんとう=敢闘=勇敢に戦うこと.

<解読>

頭衣(表音仮名・借字)=頭衣=とうい=擣衣=砧 (きぬた) で衣を打つこと。

<注釈 補足⇒砧のことまで詳細に説明している>

砧(きぬた)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%A7

厚布を棒に巻き付け、その上に織物の表を内側にして巻き付け、さらに外側を厚手の綿布で包み、これを木の台に乗せ、平均するように槌(つち)で打つのである。

上記の用法の他、装束に使う絹布などは糊がついておりこれを柔らかくし、光沢を出すために砧で打つことが行われる。こうしてできた衣を打衣といい、女房装束に用いられる。古来は単衣のすぐ上五衣の上、中古以来は順番が異なり表着のすぐ下に着られるものになる。

<要約>

婦人は頭部背後に髪を結んでいる、作衣に袴を着けているようである、卑賤は一重の作衣に袴を着けているようである、その上から貫頭衣服まとっている。

行き来する道の中央には柱に戦旗があり、婦人が勇敢に戦う姿である。

<注釈>

連=連 量(れんりょう)紙の単位=100枚

<注釈 補足⇒10萬兵の記述根拠>

※ 連の100は理論的に理解できます、では千(1000)の積数はこじつけで穿=せん   =

千(1000)と解読できます。

 

※ 陳寿の記述はそんなに単純ではありません、五経積算の加算が1000の正数にならないと、表音(仮名・借字)に導かれません。

 

 

※ 100×1000=100,000⇐(掛算を指示する文法は存在するのか?⇒魏志倭人伝史記古事記・日本書記の節文には、表音(仮名・借字)で和算(か・ひ・じょう・じょ)が存在します。

 

※ 古事記・日本書記の記述の編纂時に新たに作られた漢字(西暦700年前後)で、積算計算に使われている日本独自の積算漢字(弖⇒現代辞書の読み音・訓⇒て⇒でたらめ解読。弖⇒きゅう⇒積数⇒8(八)。氐⇒てい⇒3(三)。

※ 古事記・日本書記 歌曰の記述には基本的に存在しない、記述に存在した場合は西暦700年前後の加筆(弖・氐、踊り字、躍り字⇒々)

※ ワカタケルの剣はでたらめ。叉稲荷山古墳の中で発掘されていない、古墳の頂上の神社遺跡で発掘、解釈もでたらめ。

※ 今回は表音(仮名・借字)=淫=いん=因⇒掛算を指示。 

※ 男子・婦人・武器等の積数は別々の計算を指示しています。

1000連=100,000兵士の軍事訓練の様子。

魏国の使節もすごい観察力で検分し、記述しているのに驚きました。