魏志倭人伝 卑弥呼 古事記 日本書記 万葉集 甲骨文字 以音 五経基軸文法による解読

漢文史記は五経文法が採用されています、この五経文法は殷時代の甲骨文字(漢字変換)でも採用されており、古代中国は唐時代の末期で消滅、日本では奈良時代(西暦720年)頃で消滅して現在に至っています、この漢文史記を一字一句解読したブログになります。

古事記上卷 幷序 稗田阿禮(音読み=はいでんあらい)⇒(注 ひえだのあれ⇒訓読みでは解読できません。)

年齢は二十八歳ではありません、四十八歳。

稗田阿禮の文節の解読は改めて投稿いたします。

 

時有舍人姓稗田名阿禮年是廿八爲人聰明度目誦口拂耳勒心

<解読>

時有舍人(表音仮名・借字)=時有=しう=為得=することができる。成し遂げる。舍人=しゃじん=社人=神社に仕えて末端の社務に従事する神職。しゃじん。

姓稗(表音仮名・借字)=姓稗=せいはい=儕輩=同じ仲間。さいはい。同輩。朋輩。

姓稗田名阿禮(表音仮名・借字)=姓稗田=姓は稗田=はいでん。名=めい=阿禮=あらい。

年是(表音仮名・借字)=年是=ねんし=年歯=とし。よわい。年齢。としは。

(是)廿八(表音仮名・借字)=(是)廿八=しじゅうはち=四十八歳⇒(注⇒廿は二十ではありません。⇒音読み⇒じゅう。

廿八爲(表音仮名・借字)=廿八爲=じゅうはちい=従八位⇒従八位(じゅはちい)は、日本の位階における位の一つ。正八位の下、大初位または正九位の上の位階である。

(爲)人聰明(表音仮名・借字)=(爲)人=いじん=偉人=すぐれた仕事をなしとげ、多くの人から尊敬される人。偉大な人。聰明=そうめい=理解力・判断力がすぐれている・こと(さま)。

度目(表音仮名・借字)=度目=たくぼく=拓墨=拓本をとること。

目(表音仮名・借字)=目=そうかん⇒『目〔さかん/そうかん〕』⇒官制大観⇒国司四等官で、大国では大目・少目があり、国内の取り締まりや文案の審査等を担当します。国ごとに定員1名です。

http://www.sol.dti.ne.jp/hiromi/kansei/o_gekan_kokushi.html#Sakan

 

誦口拂(表音仮名・借字)=誦口=じゅこう=受講=講義や講習を受けること。口拂=こうひつ=行筆=筆で文字を書くこと。

(拂)(表音仮名・借字)=(拂)⇒六根⇒仏教用語。眼,耳,鼻,舌,身,意の6つの感官能力をいう。

(拂)耳勒心(表音仮名・借字)=(拂)耳=ひつじ=筆字。耳勒=じろく=漢字なし=文字。文章。また、読み書きすること。

勒心(表音仮名・借字)=勒⇒ろく=⇒永字八法=勝手に動かないように制御する意味で、馬の 革紐を引き締めるように書く。おさめる。まとめる。統率する。

勒心(表音仮名・借字)=勒心=ろくしん=六震⇒六種震動⇒〘名〙 仏語。大地が六とおりに震動すること。仏が説法をする時の瑞相とする。すなわち、地面の動揺や隆起をいう動・起・涌と、そのとき起こる音をいう覚(または撃)・震・吼との六種。また、地面が前後左右に上下することを六種に数える。六種動。六震。

<要約>

 

成し遂げることができる。同輩の稗田阿禮(音読み=はいでんあらい)⇒(ひえだのあれ⇒訓読みでは解読できません。)年齢は二十八歳ではありません、四十八歳。

稗田阿禮は神社に仕えて末端の社務に従事する神職。官位⇒従八位。偉人、聡明。

稗田阿禮が帝紀及本辭等を神僊(日本の十二律の一)で読むので講習をうけ、行筆(記録)は⇒勒⇒永字八法を用いること。

勝手に動かないように制御する意味で、馬の 革紐を引き締めるように書くことを心得よ。

 

<太 安万侶の青銅製の墓誌

左亰四條四坊従四位下勲五等太朝臣安萬侶以癸亥年七月六日卒之 養老七年十二月十五日乙巳

<注釈>

墓誌について】

現在でも墓誌を制作する際に故人の生前の行い、好きな誌没年齢を墓誌に刻みます。

太 安万侶の青銅製の墓誌には奈良県橿原考古学研究所の発表では墓誌の銘文は2行41字。内容は、左京の四条四坊に住んでいたこと、位階と勲等は従四位下勲五等だったこと、養老7年(723年)7月6日に歿したことなどである。

生前に住んでいた所、官位を授与されたことと、卒去の養老7年(723年)7月6日、養老七年十二月十五日乙巳は解読説明がなされていない。歿年齢も不明。

<当方の見解>

現在の歴史学者、考古学者では解読できないのが現状です。

<解読>

左亰四(表音仮名/借字)=左=さ=あかし。しるし。証拠。亰四ーきょうし=教旨=教えの趣旨=あらわそうとしている意味。

(四)條四坊従(表音仮名/借字)=(四)條=しじょう=詩情=詩歌のおもむき。四坊=しぼう=志望=望むこと。志。坊従=ぼうじゅう=望重=人望が厚いこと。

四位下勲(表音仮名/借字)=四位=しい=志意=こころざし。こころばえ。意志。下勲=かくん=家訓=代々その家に伝わる教えや戒め。また、それを書き記したもの。かきん。

<倒語文法解読>

古代中国の唐以前、日本(倭)の西暦720年頃までの史記文法は漢字一句を重複させ、熟語/駢字(べんじ)を(表音仮名/借字)を採用して文節を構成しています。

句読点、終止府、カタカナ注釈を加筆した解釈は誤訳となり、でたらめ、こじつけとなります、起点漢字の表音は重要で前後の熟語/駢字(べんじ)に共通表音で文脈を形成しています。

下記の倒語文節は九漢字数ですが通常解読でも重複していますので十二文字数で文脈の意味が読み取れます、倒語も同様で十二文字数となります。

條四坊四従坊四従位四勲下(表音仮名/借字)

卒去⇒卒之=律令(りつりょう)制で、四位・五位の人が死ぬこと。⇒倒語文法⇒四條=しじょう⇔じょうし=上梓=文字を版木に刻むこと。また,書物を出版すること。⇒墓誌は青銅製。

四坊四従(表音仮名/借字)=四坊=しぼう⇒倒語文法⇒坊四=ぼうし=(1 亡姉・2 亡子・3 亡師・4 亡氏)⇐従四=じゅうし=倒語文法⇒ 四従=しじゅう=四重=四つ重なること。また,そのもの。

坊従=ぼうじゅう⇒倒語文法⇒じゅうぼう=住房=(僧が)日常生活しているへや。

四位下勲(表音仮名/借字)=四位=しい⇒倒語文法⇒位四=いし=意志=考え。意向。遺志=果たすことができないで残したこころざし。下勲=かくん⇒倒語文法⇒くんか=勲下=薫化=徳によって人によい影響を与え,導くこと。

<解読>

五等太朝臣安萬侶以癸亥年(表音仮名/借字)=等太=とうだい=当代=今の天子。今の天皇。今上。当帝(とうだい)。当今(とうきん)。朝臣=ちょうしん=寵臣=気に入りの家来。寵愛の深い家臣。

養老七年十二月十五日乙巳=乙巳=おつき=第42番目の組み合わせ。⇒四二⇒死に?

墓誌の要約>

証としての教旨、太朝臣安萬侶は詩歌のおもむきを志、人望が厚いことと、志意は家訓で代々その家に伝わる教えや戒め。また、それを書き記したものとしていた。

左亰四條四坊に住房し、従四位下勲五等太朝臣を賜った、叉、今の天皇の寵愛の深い家臣であった。安萬侶は癸亥年七月六日’西暦723年)卒之⇒卒去。

<倒語文法解読 要約>

証としての教旨、墓誌に上梓として四つ重なる死があったこと、太朝臣安萬侶は薫化=徳によって人によい影響を与え,導くことを志としていたが、果たすことができないで残した志である。

※ 遺志=果たすことができないで残した志。⇒未濟(坎下離上)⇒未済は、「未だ済(な)らず」という意味です。 

※ 未濟(坎下離上)⇒格言・複合詞・合成詞・俚諺(ことわざ)・中国「2字の並び」という意味の「駢字(べんじ)は(勾比/積算)で表れます。⇒未濟(坎下離上)

 

※ 公比/積算算出

朝臣安萬侶 享年52歳(満51歳) 卒去。

【長屋親王宮鮑大贄十編】

安万侶の青銅製の墓誌と同様に、発掘された漢文木簡を馬鹿学者がでたらめ解釈しているので、正しい解読を投稿いたします。

 

【デタラメ記述】

【長屋親王宮鮑大贄十編】これは長屋親王宮に鮑十編を捧げるという「大贄おおにえ」の文字が使われています。この言葉は、神か天皇に捧げるときにのみ使う言葉だそうです。

奈良時代の朝廷王族は馬鹿だったのか、それともでたらめ解読をした浅知恵学者が愚かなのか。

 

<解読>

長屋親王宮鮑大贄十編=じょうおくしんおうぐうほうだいしじゅうへん⇒長屋親王宮鮑大贄十編(表音仮名/借字)

長屋親王宮鮑大贄十編

<解読>

長屋親王(表音仮名/借字)=長屋=じょうおく=場屋=人的設備を備えた場所。親王=しんおう=新鶯=初春のウグイス。親=しん=したしむ。

(王)宮(表音仮名/借字)=王宮=おうぐう=王の住む宮殿。

鮑大(表音仮名/借字)=鮑大=ほうだい=傍題=副題。サブタイトル。和歌・連歌俳諧で、中心となるべき主題材をさしおいて、二次的な題材を重視して詠むこと。傍題を犯すなど避けるべきこととされた。 

大贄十編(表音仮名/借字)=大贄=だいし=題詩=ある事柄を題にして詩を作ること。また、その詩。

十編(表音仮名/借字)=十編=じゅうへん=十、書籍。書物。作品。詩・文章を数えることば。

<要約>

長屋親王の王宮で初春のウグイスの知らせを親しみ、大贄された鮑を傍題に題詩の詩を十編。