魏志倭人伝 卑弥呼 古事記 日本書記 万葉集 甲骨文字 以音 五経基軸文法による解読

漢文史記は五経文法が採用されています、この五経文法は殷時代の甲骨文字(漢字変換)でも採用されており、古代中国は唐時代の末期で消滅、日本では奈良時代(西暦720年)頃で消滅して現在に至っています、この漢文史記を一字一句解読したブログになります。

卑弥呼の葬儀礼に弔問するために、魏国の公使を含め使節300人が海を渡ってやって来た。 18

東夷伝魏志倭人伝の全体の記述からして通説現代訳はおかしいと思いませんか。だれともわからない封土作冢の記述訳、今回は倭国邪馬台国)の朝貢と解釈。

陳寿西晋に仕えた。司馬炎武帝)にその才能を買われ、実績を踏まえ『三国志』を編纂。陳寿の死後、唐の太宗の時代に正史と認定された。

西晋司馬炎武帝)・唐の太宗・陳寿のいずれも魏志倭人伝の現代通説約を読むと馬鹿丸出しである、それとも。全日本の歴史学者、漢学者が馬鹿なのかつまみ食い解釈では無理。

其行來渡海詣中國 恒使一人不梳頭不去蟣蝨衣服垢汚不食肉不近婦人如喪人 名之為持衰 若行者吉善 共顧其生口財物 若有疾病遭暴害 便欲殺之 謂其持衰不謹

<解読>

其行來渡海詣(表音仮名・借字)=其行=きこう=稀覯=めったに見られないこと。非常に珍しいこと。來=らい=くる。きたる。やってくる。渡海=とかい=船で海を渡ること。渡航。詣=けい=いたる。おとずれる。ゆく。到着する。

中國恒使一人(表音仮名・借字)=中國=ちゅうごく=中國⇒魏國。恒使=こうし=公使=国家を代表して外国に駐在し、外交事務を取り扱う職務。また、その人。大使に次ぐものとされ、普通は特命全権公使をいう。ほかに弁理公使・代理公使がある。一人=いちじん=一人。

不梳頭不(表音仮名・借字)=不梳=ふしょ=櫛で髪の毛をとかして整えていない。梳頭=しょとう=初冬=冬の初め。はつふゆ。陰暦10月の異称。孟冬 (もうとう) 。頭不=とうぶ=頭部=頭の部分。

(不)去蟣蝨(表音仮名・借字)=(不)去=ふこ=(注釈⇒現代辞書⇒さら‐・ず=離れないで。放さないで。去らせないで。)蟣=き=虱(しらみ)の卵。蝨=しつ=しらみ。

衣服垢汚不食(表音仮名・借字)=衣服=いふく。垢=く=あか。汚=お=きたない。よごれた。1 不食=ふい=不意=思いがけないこと。突然であること。また、そのさま。だしぬけ。「不意の出来事」「不意に現れる」 2 怖畏=おそれること。おそれ。畏怖。

(食)肉(表音仮名・借字)=食肉=いじく=委肉⇒委肉虎蹊⇒成語⇒成句。⇒わかっていながらも危険な状況や災難を招くことのたとえ。または、無駄死にすること。「委」は捨てるや、置くという意味。「虎蹊」は虎がいる道。虎が出る道に肉を落とすという意味から。「肉を虎蹊に委つ」という形で使うことが多い言葉。

不近婦(表音仮名・借字)=不近=ふきん=1 附近=近くの場所。そのあたり。近辺。2 不近=かなり隔たりがあるさま。1 近婦=きんき=禁忌=忌 (い) み嫌って、慣習的に禁止したり避けたりすること。2 金気=《五行を四季に配すると、金は秋に当たるところから》秋のけはい。秋気。

(婦)人如(表音仮名・借字)=1 (婦)人=きじん=婦人(ふじん)。2 貴人=身分・地位の高い人。きにん。人如=じんじょ=仁恕=情け深く、思いやりがあること。相手をあわれんで罪を許すこと。

(如(喪人(表音仮名・借字)=如喪=じょそう=除喪=喪に服している期間が終わって喪服を脱ぐこと。除服。いみあけ。喪人=そうじん=精進=身をきよめ行いを慎むこと。

<要約>

注釈⇒下記の自衛防衛の若者の人数は五経文法の積算で表れます、古事記・日本書記では并序で太朝臣安萬侶が(公比という熟語で説明していますが=非注(表音仮名・借字)=非注=ひちゅう=秘中=秘密の事柄のうち。

魏国の公使を含め使節300人

前提⇒己 未年 239年6月、亡くなった卑弥呼の葬儀礼に弔問するために、魏国の公使を含め使節300人が海を渡ってやって来た。

陰暦10月。非常に珍しいことで、公使の一人が櫛で髪の毛をとかして整えていない頭部に蟣=き=虱(しらみ)の卵。蝨=しつ=しらみが離れず、衣服も垢で汚れ不意の出来事でおそれ委肉虎蹊。

附近の喪主の貴人・婦人や一族は忌み嫌って不近(逃げ出した。)が仁恕=情け深く、思いやりがあること。相手をあわれんで許すこととした。

金気=《五行を四季に配すると、金は秋に当たるところから》秋のけはい。秋気には除喪=喪に服している期間が終わって喪服を脱ぐこと。除服。いみあけ。喪人=そうじん=精進=身をきよめ行いを慎むこと。

<馬鹿な通説現代訳の見本>

中國⇒みなさんはどのように読まれますか。(ちゅうごく=音読み)。古事記・日本書記では葦原中国(あしはらのなかつくに)⇐訓読み注釈は存在しない。

古事記の注釈の以音も解読できないのにおかしな通説解釈である、当方は古事記の以音解読に成功しました。

古事記の以音について⇒以音注釈を記述しているのは漢字が持つ音読みではないということで、表音仮名・借字で記述されていることを意味します。

訓読注釈について⇒(次天之常立神。訓常云登許、訓立云多知。⇒音読み=じてんしじょうりゅうしん=じてんし、常=とこ立=たちしん⇒じてんしとこたちしん。公比=積算は音読みで反映させます。

倭国から日本に踏み出す転換期ですが中国の属国の地位は変わらず、高い租税を納めています。朝貢しているということが租税を徴収されているということです。

古事記・日本書記の写本が中国にわたり解読されると中国批判が記述してあるので日本独自の五経応用文法で記述しています、それが音訓交用です。

 

古事記

天照大神と須佐之男命故於是、天照大御神見畏、開天石屋戸而、刺許母理此三字以音坐也。爾高天原皆暗、葦原中國悉闇、因此而常夜往。

神話で有名な天の岩戸の文節。⇒でたらめ現代訳。

<要約>

要約⇒昔に於ける天照大御神、祭祀について書かれた典籍(書物。書籍。)は正しいと見なす。葦原中国=いげん、ちゅうごく=威厳(いげん)中国の故事・古事・四庫は虚妄=事実でないこと。うそ。いつわり。

四庫⇒中国で唐代に、書籍を経(経書)・史(歴史)・子(諸子百家)・集(詩文集)の4部に大別して収めた書庫。

天照大神(卑弥呼)・須佐之男命⇒狗奴國連合⇒邪馬壹国に対しての反乱軍(イザナギスサノオ)西暦240年に邪馬壹国は破れます、壹與が復立しますがイザナギニニギノミコト瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)⇒鸕鶿草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)⇒神武天皇

 

晋の天子、司馬 炎(しば えん)に鸕鶿草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)は朝貢を送っています。五経文法解読⇒(諱・いみな。死者の生前の本名。)⇒いみなは略歴が記述されています。

 

淡海三船」は「神武天皇から光仁天皇までの漢風諡号を選定したともいわれる」この漢風諡号は適合しません。

 

魏志倭人伝

名之為持衰 若行者吉善 共顧其生口財物 若有疾病遭暴害 便欲殺之 謂其持衰不謹 18

<解読>

名之(表音仮名・借字)=名=みょう=人を数えることば。之=し=その。それ。人や物事を指ししめす。名之=みょうし=明視=はっきり見えること。

 

(之)為(表音仮名・借字)=為=い=1 食=たべもの。めし。食事。2 為=つくる。こしらえる。設ける。つくりあげる。

 

(為)持衰若(表音仮名・借字)=(為)持=いじ=異事=普通ではない出来事。持衰=じすい=自炊=自分で食事をつくること。衰若=すいじゃく=衰弱=からだなどが衰え弱ること。

 

(若)行者(表音仮名・借字)=若=じゃく=年齢が若いこと。また、その人。行=こう=食事をする。食べる。若行=じゃくこう=寂光=真理の寂静(じやくじよう)なることと真智の光。理と智の二徳。者=しゃ=特定の人やものを指し示すことば。

 

吉善共顧(表音仮名・借字)=吉善=きつぜん=よい。賢い。優れている。立派である。共=きょう=とも。ともに。一緒に。顧=こ=見まわす。気を配る。共顧=きょうこ=鞏固=強くしっかりして、ゆるがないさま。

 

其生口財(表音仮名・借字)=其生=きせい=気勢=何かをしようと意気込んでいる気持ち。生口=せいこう=成功=物事を目的どおりに成し遂げること。口財=こうさい=高才=すぐれた才能。また、その持ち主。

(財)物若有(表音仮名・借字)=(財)物=さいぶつ=才物=才能がある人物。才子。才人。若=じゃく=年齢が若いこと。また、その人。有=う=また。さらに。そのうえ。=又。若有=じゃくう=弱于=弱る。

 

有疾病(表音仮名・借字)=有=ゆう=また。さらに。そのうえ。=又。疾病=しつびょう=疾病(しっぺい)の誤った読み方。疾病は「病気」という意味。⇒食中毒。

 

(病)遭暴(表音仮名・借字)=(病)遭=びょうそう=病竈=病菌に侵されている所。病気になっている所。遭暴=そうぼう=喪亡=ほろびること。なくなること。

 

(暴)害便欲(表音仮名・借字)=(暴)害=ぼうがい=妨礙=じゃまをすること。さまたげること。便=べん=とりもなおさず。欲=よく=願い求める気持ち。

 

殺之(表音仮名・借字)=殺之=さいし=1 再思=再び考えること。考え直すこと。再考。2 細思=子細に考えること。また、こまかい考え。

 

謂其持衰不謹(表音仮名・借字)=謂=い=思う。考える。其=き=その。それ。人や物事を指ししめす。持衰=じすい=自炊=自分で食事をつくること。不謹=ふきん=不注意である。

 

<要約>

注釈⇒下記の自衛防衛の若者の人数は五経文法の積算で表れます、古事記・日本書記では并序で太朝臣安萬侶が(公比という熟語で説明していますが=非注(表音仮名・借字)=非注=ひちゅう=秘中=秘密の事柄のうち。

 

自衛防衛軍の若者の人数=1000名=千人。

この積算数が表れないと、記述の意味が文脈としてつながりません。名之=みょうし=明視=はっきり見えること。⇒はっきり見える私意では⇒解釈がおかしくなります。⇒はっきり言える私意ではなら解釈はとおります。しかし、言うという漢字に一句がありません。

勝手に漢字一句を付け加えることはできません。

 

自衛防衛軍の語句は前記述に記述されています。⇒要約も書き出しに自衛防衛軍千人が書き出しに置くと文脈としてつながります。

 

<要約>

自衛防衛軍千名を明確に見ている私意では、食事を自炊して食べているが衰弱している。

普通ではない出来事がおきた。若者は理と智の二徳を兼ね備えて優れている、共に鞏固に気勢し(自衛防衛)を成し遂げるすぐれた才能を持った若者が弱っている。

そのうえ、疾病⇒食中毒で病竈=病菌で亡くなることになるので考え直すこと。思うに、食事を自炊することは不注意で慎むこと。

 

<次回投稿は古事記 并序で太朝臣安萬侶が記述文法の説明をしています。>

文法の関連記述及び、関連の解読を投稿いたします。

 

その次は魏志倭人伝

出真珠青玉 其山有丹 其木有枏杼橡樟楺櫪投橿烏號楓香 其竹篠簳桃支 有薑橘椒襄荷 不知以為滋味 有獮猴黒雉