魏志倭人伝 卑弥呼 古事記 日本書記 万葉集 甲骨文字 以音 五経基軸文法による解読

漢文史記は五経文法が採用されています、この五経文法は殷時代の甲骨文字(漢字変換)でも採用されており、古代中国は唐時代の末期で消滅、日本では奈良時代(西暦720年)頃で消滅して現在に至っています、この漢文史記を一字一句解読したブログになります。

古事記上卷 幷序 記述内容は編纂の指針、音・訓読み⇒神僊(日本の十二律の一),行筆⇒勒⇒永字八法を用いること。

歴史史記五経文法を基軸にした解読をしています、古事記の上巻并序に解読方法の末(末尾)記述の文節に記述されているのは以前から理解していましたが、改めて詳細解読してみました。

魏志倭人伝の解読について>

裴松之〔372~451年〕

「『三国志』の著者である陳寿(233~297年)の世界観や政治状況は、約37万字に及ぶ『三国志』(それに付けられている裴松之〔372~451年〕の注は、本文に匹敵する約36万字)のすべてに目を通すだけではなく、

陳寿の世界観を形成している儒教の経典(けいてん)に通じなければ分からない」と述べている。

<でたらめ通説解釈を狂信・盲信する閲覧者様へ>

新井白石本居宣長による誤解釈の功罪では済ませられない、でたらめ解釈を連々と引きずる歴史学者・研究者・愛好家等の知識が浅い著作書、講演会は愚かである。

古事記上卷 幷序

古事記上巻并序(こじきかみつまきならびにじょ)でたらめ音訓表音読み。

https://www.kyototsuu.jp/WorldWide/Kojiki0Jyo.html

 

吉田神道、本居 宣長のでたらめ解読により、それ以後、連々と浅知恵学者が同じような解釈を続けています。

1 古事記をすべて訓読みで行えなと、記載されていない。⇒全以訓錄=全く(完全)に訓を以いて録ししるぬ。⇐おかしくはないですか、音・訓の漢字は別漢字なのか?

2 訓読では熟語(表音仮名/借字)⇒格言・複合詞・合成詞・俚諺(ことわざ)・中国「2字の並び」という意味の「駢字(べんじ)が構成できないので、でたらめ解釈になる。

3 古代中国の殷時代から使われている五経文法⇒甲骨文字時代~唐時代までの検証。その後消滅。

4 倭國(日本)では西暦800年には解読不能、その後、解読するでたらめヲコト点文法ででたらめ解読。

<でたらめ通説>

古事記上卷 幷序  (古事記上巻并序・こじきかみつまきならびにじょ)このでたらめで訓読解読では永遠に意味不明。

古事記上巻并序(こじきかみつまきならびにじょ)⇒つまきならびにの漢字がどこに記述してあるのか、馬鹿げている。

<当方の解読法の経緯>

万葉集に属している史記解読を試みる⇒雲をつかむような解読⇒漏刻の詳細制作の史記に出会う⇒詳細説明を記述しているので刻の知らせがあってしかるべき。

今回、初めての知識(公比=積算)数式があることに気が付く。48刻⇒太皷の知らせ。正しい表音漢字に導かれ熟語を構成。⇒解読。

倭國(日本)の古事記・日本書記を解読。⇒本家⇒古代中国の史記に挑戦。⇒甲骨文字(漢字変換)呉音、漢音で解読可能と判明しましたが、五経文法が高度で格言・複合詞・合成詞・俚諺(ことわざ)・中国「2字の並び」という意味の「駢字(べんじ)が多く、難解でしたが解読できるようになりました。⇒魏志倭人伝で証明。

<本家、古代中国>

漢文史記五経文法で高度な文法で成り立っています。

倭国、日本>

古代中国の五経文法より簡略化していますが、日本人特有の応用文法で中国の古代人・現代人でも解読できません。

古事記・日本書記の時代に開発された新たな漢字⇒(弓の下に一)⇒訓読み:て⇐でたらめ訓読み。弖爾乎波(てにをは)⇐でたらめ訓読み

弖=きゅう=九=⇒弓から一を減算して⇒八=8。氐=てい=甲・乙・丙・丁(表音仮名/借字)=氐一を減算して⇒四⇒三=3。

事例⇒弖氐十一里(表音仮名/借字)=弖氐=きゅうてい=宮廷十一里⇒(勾比・積算)加算⇒8+3=11⇒表音が正しいことを意味しています。

<倒語について>

【デタラメ記述】

諷歌倒語(ソヘウタ・サカシマゴト)

ソヘ歌は、そのものズバリを言わずに、別のものに例えば言い換えること。倒語は味方だけに分かるようにした暗号のようなもの、らしいです。

<倒語検証>

日本書記 神日本磐余彥天皇 神武天皇 記述。

初、天皇草創天基之日也、大伴氏之遠祖道臣命、帥大來目部、奉承密策、能以諷歌倒語、掃蕩妖氣。倒語之用、始起乎茲。

要約は秘密の策略。秘密の計画。倒語を使用する。

 

倒語文節は魏志倭人伝にはありません、倭國(日本)の古事記・日本書記・万葉集に見受けられます、事例としては童謠⇒自然災害⇒地震で建物がひっくり返る記述。親しい人が亡くなられた際の記述等。

文節を最下段から上段に向かい解読します、横書きの場合は右から左へ解読します、天武天皇額田王は聡明で普通の読みと倒語文節の2種の記述があります。

 

<注釈>

閲覧のみなさまへ、メールアドレスのパスワードはお持ちですか、古事記、日本書記は正史です、この時代、中国殷の時代から属國で(唐)に白村江の戦いで敗戦し日本国を建国することの一環で正史を制作しました。

日本国の国家情報を中国・韓国に簡単に解読される記述をするとは思えません。

しかし、五経文法漢文を本家の中国に解読されないように訓読を交え難解にした文節で構成されています。

現在でも親中・親韓が政府・官僚におります、古代中国の正史の拓本(写本)が伝来した状況を考慮すれば逆もあり得ます、その際に属國としては死守する ことが不可欠になります。

 

古事記・日本書記を訓読で読んで熟語(中国では⇒俚諺(ことわざ)・格言・複合詞・合成詞・「2字の並び」という意味の「駢字(べんじ)等の漢字構成が成立しない。

以上が誤訳、でたらめ、こじつけの根源であり、現在の歴史史実のでたらめ誤訳で通説が成り立っています。

古事記上卷 幷序

<解読>

古事記上卷 幷序(表音仮名/借字)=古事記=こしき=古史記=古い時代の歴史。古代史。幷序=へい=幷=あわせる。あわす。一つにする。事柄をありのままに述べること。

序(表音仮名/借字)=(表音仮名/借字)=序=じょ=はしがき。書物のはしがき。書物の一番初めに書く短い文章。

幷序(表音仮名/借字)=幷序=へいじょ=事柄をありのままに述べること。

中国,文体の一種。物事のいわれを述べるもの。書物についてのものが最も普通で,書序と呼ばれ,古くは巻末に付したが,のち巻頭におくようになり,巻末にあるものを跋 (ばつ) あるいは後序と呼ぶようになった。

※ 臣安萬侶⇒は五経文法(注釈⇒公比=積算)で古史記を指示しています、こ‐じ【故事/古事】記⇒昔あった事柄。古い事。昔から伝わってきている、いわれのある事柄。古くからの由緒のあること。同じ意味のようですが文法指示は古史記です。

※ 公比=等比数列において、相隣り合う二項の間の比。

 

<要約>

古事記上卷 幷序

史記 古い時代の歴史、古代史を一つにまとめて編纂した記。 

 

真福寺古事記原文の解読>  

古事記上卷 序并

<解読>

古事記上卷 幷序(表音仮名/借字)=幷序⇒倒語文法⇒序并⇒序=漢音 : ショ(表外)。并=呉音 : ヒョウ(ヒャウ)=(書表) 書いて状態や事情を明らかにする。

<要約>

史記 古い時代の歴史、古代史 書表

 

<注釈>

古事記上卷 幷序

今回は五経文法の関連のみ、解読記述掲載いたしました。

 

上古之時、言意並朴、敷文構句、於字卽難。已因訓述者、詞不逮心、全以音連者、事趣更長。

是以今、或一句之中、交用音訓、或一事之、全以訓錄。卽、辭理叵見、以注明、意況易解、更非注。

亦、於姓日下謂玖沙訶、於名帶字謂多羅斯、如此之類、隨本不改。

 

上古之時、言意並朴、敷文構句、於字卽難。已因訓述者、詞不逮心、全以音連者、事趣更長。

<解読>

上古之時言(表音仮名・借字)=上古=しょうこ=遠い昔。昔。古之=こし=古史=古い時代の歴史。古代史。之時=しじ=指示=さし示すこと。時言=じげん=字源=1 個々の文字の起源。2 個々の漢字の構成原理。

(言)意並朴(表音仮名・借字)=(言)意=げんい=原意=もとの意味。本来の意味。

並朴(表音仮名・借字)=並朴=へいはく=幣帛=神前に供える物の総称。みてぐら。にきて。ぬさ。広義には神饌をも含む。

並朴(表音仮名・借字)=並朴=へいはく=幣帛=広義には神に奉献する供物の総称で,布帛,衣服,紙,玉,酒,兵器などいろいろある。狭義には,天皇,国家,地方官から神に奉献する供物をいう。

敷文(表音仮名・借字)=敷文=ふもん=不文=「ふもじ(不文字)」に同じ。⇒不文字=読み書きのできない・こと(さま)。また、文章がへたなこと。

(文)構句(表音仮名・借字)=(文)構=もんこう=文稿=文章の草稿。構句=こうく=構句=構成。

(構)句於字卽難(表音仮名・借字)=(構)句=こうく=おそれいること。恐懼。敬意を表すために手紙の末尾に書き添える語。

於字(表音仮名・借字)=於字=よじ=予示=前もって示すこと。よし。字卽=じそく=自足=1 自分の置かれた状況に満足すること。2 必要なものを自分で間に合わせること。 

卽難(表音仮名・借字)=卽難=そくだん=即断=すぐに,その場で決めること。 速断=そくだん=はやまった判断・決断をすること。

(難)已(表音仮名・借字)=(難)已=だんき=弾機=ある行動や結果を導くきっかけとなるもの。

(已)因(表音仮名・借字)=(已)因=きいん=1 基因=物事の起こる原因となること。2 帰因=きいん=物事の原因が,最終的にある点に帰着すること。

訓述者詞不逮心(表音仮名・借字)=訓=きん=よむ。意味を解きほぐす。解釈する。のべる。すじみちを立てて話す。説明する。述=じゅつ=受けつぎ伝える。者=しゃ=特定の人やものを指し示すことば。

詞不逮心(表音仮名・借字)=詞不=しふ=1 氏譜=氏族の系譜。2 師傅=太師と太傅。古く中国で、帝王を補佐する役。 

逮心(表音仮名・借字)=逮心=ていしん=1 廷臣=朝廷に仕えている臣。朝臣。2 呈進=さしあげること。進呈すること。

(心)全(表音仮名・借字)=(心)全=しんせん=神僊=日本音楽の十二律の一。基音の壱越(いちこつ)より八律高い音で、中国の十二律の夷則(いそく)、洋楽の嬰イ音にあたる。

(心)全(表音仮名・借字)=(心)全=しんせん=神僊=日本音楽の十二律の一。壱越、断金、平調、勝絶、下無、双調、 鳧鐘、黄鐘、鸞鏡、盤渉、神仙、上無、

(全)以音連者事趣更長(表音仮名・借字)=(全)以=せんい=専意=ある事に心を集中すること。専心。以=い=もちいる。使う。使用する。音=おん=おん。中国から伝来した漢字の発音。また、その読み方。

連者事趣更長(表音仮名・借字)=連=れん=つらなる。引き続く。者=しゃ=写=文字を書き写すこと。事趣=じしゅ=字種=文字の集合を構成している一つ一つの文字。

(趣)更長(表音仮名・借字)=(趣)=とる。採用する。(趣)更=しゅこう=1 主公=主君。⇒天皇。2 手稿=手書きの原稿。稿本。3 手交=(公式文書などを)手渡しすること。

(更)長(表音仮名・借字)=(更)長=こうじょう=考状=律令制で、官吏の勤務成績や能力などを記した上申書。

 

<注釈>

(表音仮名・借字)⇒表音は音読みで五経文法の公比/積算に活用されます、ただし、この文節は古事記の文法を記述していますので、多数の同じ表音熟語がある場合は文脈を推論しながら選別します。

公比/積算⇒数値⇒表音指示数⇒2万。⇒詳細数値⇒5万5000。推論としては漢字文字数ではないかと思われる。?

 

<以音について>

以音について,安萬侶は古事記上卷 幷序で以音の注釈を記述しているのか考えてきてください、漢字の一句は音読み、訓読みでも意味は同じです。

漢字文体が音読みで成り立っています、漢字一句を別の表音(以音)で読ませることで漢字一句の意味・熟語が成立するように記述されているのです。

その漢字一句・熟語を以音⇒表音読みで借字変換して正しい意味を読み取ります。

以音表音読みが解読できないと、正しい解読につながらない。

古事記には以音、訓読みの注釈がありますが、日本書記には記載がありません、解読を進めての推論ですが、特定の人だけが解読できて、不特定の人には解読できないような文法になっているのではないかと感じます。

中国、唐に白村江で敗戦し占領され、幾内に遷都して朝廷として律令を整備して、正史を編纂するにあたり、親中渡来人、親韓(新羅)渡来人に解読されないように苦心したのではないかと思われます。

本家中国の漢字の史記文法には五経文法・公比・倒語もありますが、日本独自の以音・訓読みは唐、新羅の遣使にも読み取れません、日本の属國としての地位はかわりませんので弱い立場です。

吉田神道、本居 宣長を含め現在まで五経文法・公比・倒語・以音を表音仮名解読できないことででたらめ解釈が証明されます。

以音表音読みが解読できないと、正しい解読につながらない。

 

<要約>

遠い昔の時代の歴史をさし示すことは個々の文字の起源、 個々の漢字の構成原理、本来の意味を天皇に奉献する正史には文章・構成がへたなことはおそれいることである。

前もって示すことで自分の置かれた状況に満足することなく、叉、はやまった判断・決断をすることなく、歴史の原意を解きほぐし、古史、氏族系譜の記述で、物事の原因を解釈して、すじみちを立てて話し受けつぎ伝えること。

師傅、朝臣に進呈すること。

中国から伝来した漢字の発音、叉、その読み方はつらなる神僊音を用いて伝えるので、心を集中して字種を選び採用し、文字にして書き写すこと。

この手書きの原稿、稿本を公式文書にして手渡しすることで、主公=主君。⇒天皇。の上申書とする。

<備考>

全て訓読で読めとは指示されていない。叉、訓漢字?で記録しなさいとは記述されていません。

<でたらめ解釈>

漢字に直すのは大変

原文

然れども上古の時は、言と意を並朴にして、文を敷き句を構ふること、字におきて即ち難し。已に訓によりて述べたるは、詞心におよばず。

全く音を以て連ねたるは、事の趣さらに長し。是をもちて今、或は一句の中に、音訓を交いて用ゐ、或は一事の内に、全く訓を以ちて録す。

現代文訳

昔の言葉は素朴でした。これを文章に直し、漢字で書くとなると大変です。漢字の訓で書くと漢字の意味がおかしくなるし、音で書くとやたらと長くなってしまいます。

そこで、訓で書いたり音で書いたり混ぜたりしました。あと、言葉の分かりにくいものには注意書きをしました。

<批判>

音・訓と漢字は異なるのか、訓漢字とはどのような漢字なのか、叉訓熟語とはどのような熟語なのか教えていただきたい。

是以今、或一句之中、交用音訓、或一事之、全以訓錄。卽、辭理叵見、以注明、意況易解、更非注。

 

<解読>

是以今或一句之中(表音仮名・借字)=是=し=この、正しい。是以=しい=旨意=考え。今=こん=「いま」と読み、「もし~」と仮定を表す。或=わく=あるいは。または。ある時(場合)は。一句=いちく=言葉のひと区切り。之中=しちゅう=の中で。

交用音訓或一事(表音仮名・借字)=交=こう=まざる。まじる。用=よう=もちいる。使う。音訓=おんきん=音読・訓読。或=わく=叉。一事=いちじ=(注 一事が万事ばんじ、 故事 慣用句。⇒すべて。) 

事)之(表音仮名・借字)=(事)之=じし=侍史=(1 貴人のそばに控えている書記。)(2 手紙の脇付として記し,相手への敬意を表す語。直接はおそれ多いから侍史を経て差し上げる意。侍曹。

內全(表音仮名・借字)=內全=ないせん=内宣⇒(内侍宣)」の略。⇒内侍司天皇に供奉し奏請・宣伝を職掌としていたが,これら内侍の当番のものが,太政官の上卿をはじめとする関係官人に勅旨を伝えた職。

(全)以訓(表音仮名・借字)=(全)以=せんい=専意=あることだけに心を向けること。専心。以訓=いくん=異訓=訓点資料や古辞書で、漢字の訓み方などが二種以上あるとき、主とされる訓に対して他の訓をいう。別訓。

(訓)錄(表音仮名・借字)=(訓)=くん=(異訓・別訓。)読み。錄=りょ=臚=伝える。告げる。伝え告げる。述べる。つらねる。つらなる。並べる。

 

<事例>

神⇒呉音 : ジン。漢音 : シン。訓読み⇒常用漢字表内⇒かみ、かん、こう。常用漢字表外⇒あまつかみ、たましい⇐(異訓・別訓。)

 

<解読>

卽辭理(表音仮名・借字)=卽=そく=「すなわち」と読み、「すぐに」「ただちに」の意を表す。卽辭=そくじ=即事=目の前のこと。辭理=じり=事理=物事の道理。すじみち。

真福寺古事記原文 ⇒参照⇒◾部品に「辶」プラス⇒◾部品に「口が1つ」プラス⇒部品に「一が1つ」含まれる漢字。現代辞書には存在しません。 

𨑕見(表音仮名・借字)=𨑕見=こうけん=後件=後になって書物などを他人が見ること。また、その人。

以注(表音仮名・借字)=以=い=もちいる。使う。使用する。注=ちゅう=記す。書き記す。書き留める。あつらえる。記載する。

以注明意(表音仮名・借字)=以注=いちゅう=意中=心の中。心の中で考えていること。明意=めいい=名彙=物の名などを集めた書物。また,それを解説したもの。

意況(表音仮名・借字)=意況=いきょう=遺教=昔の人の残した教え。また、死ぬ時に残した教え。教訓を後世に残すこと。また、その教訓。遺訓。釈迦の残した教え。仏教。

況(表音仮名・借字)=況=きょう=たとえる。くらべる。くらべあわせる。

 

<文節の文脈を接続する意味で重要なポイント⇒倒語文法を採用しています。>

意況(表音仮名・借字)=意況=いきょう⇒きょうい=境位=ある思想や解釈による位置づけ。

易解更非注(表音仮名・借字)=易=えき占い。易解=えきけ=易卦=易の用語。「け」とも読む。更非=こうひ=公比⇒(現在の辞書の意味⇒等比数列において、相隣り合う二項の間の比。)

 

<注釈>

※ 公比⇒一句の表音漢字に与えられた数の数列の和⇒加法 (+)・減法 (−)・減法 (−)・除法 (÷)を使い一定の積数が正しい場合のみ、文節の解読が可能になりますが、

古文(旧漢字)なので(熟語⇒格言・俚諺ことわざ。複合詞・合成詞・中国「2字の並び」という意味の「駢字(べんじ)等の聞きなれない熟語がほとんどで、

辞書検索しても同じ表音の熟語が多い場合は文脈につながりませんので選別が大変になります。

非注(表音仮名・借字)=非注=ひちゅう=秘中=秘密の事柄のうち。

 

<注釈>

この文節で、当方の五経文法を基軸にした解読法が正しいことであると判明できました。

 

<要約>

この正しい考えを今、(一句=言葉の区切り)の中に音読、訓読を用いる場合、あるいはすべての(侍史=書記)が専意して述べ書き記すこと。

すなわち、目の前の(注⇒編纂)道理として後になって書物などを他人が見ること。物の名などを集めた書物。また,それを解説したもの。

昔の人の残した教え。また、死ぬ時に残した教え。教訓を後世に残すこと。また、その教訓。遺訓。釈迦の残した教え。仏教。を比べ合わせることで、

解釈による位置づけをして、易卦の公比で書き記し、秘中=秘密の事柄である。

 

<備考>

きん【訓】

漢字の原義に対応する日本語で、それがある程度固定化したものをいう。本来は、漢字のもつ意味、字義をさし、字義を解釈すること「訓詁(くんこ)」をも訓と称したが、さらに転じて、漢字を中国語の原音(またはそれに近い音)で読んだもの、すなわち音(おん)(字音)と対立するもので、字訓、和訓ともよぶ。

わが国に漢字が伝来してのち、ある程度時間が経過して和訓が固定化すると、今度は逆にその和訓に対応する漢字を並べて、日本語の文章を漢字によって表記するようになる、文章や文字の意味がわかるようにする。よむ。

https://kotobank.jp/word/%E8%A8%93-480713

 

亦、於姓日下謂玖沙訶、於名帶字謂多羅斯、如此之類、隨本不改。

 

<でたらめ解釈>

「日下」を(表音=玖沙訶=クサカ、キュウシャカ、「帶」を多羅斯=タラシ)になります,玖沙訶=「日下」=クサカ、解読が誤訳のため無理な表音の通説です、おかしいと思わないことが不思議です。

古事記の記述で前文では表音、音読み、訓読み等の記述説明をしています、その文脈を考察すると、姓名の記述について詳細に説明していることを、お粗末な誤訳、こじつけ読みをしていることが滑稽でなりません。

 

<解読 注釈>

亦、於姓日下謂玖沙訶(表音仮名・借字)=(注1 前文と同様に姓名の姓についてす。) 日=じつ=実=自分の生まれた家。生家、また、父母の家の姓をくみ取り、下謂=歌意=記述を声に出し、玖=書き換えを防ぐために。という意味です。

沙訶=(注2 沙=写=良いものと悪いものを選り分け、訶=表音を手掛かりに語を写し取ること。

於名帶字謂多羅斯(表音仮名・借字)=(注1 前文と同様に姓名の名についてす。) 帶字=おびている表音漢字の謂=意をくんで、多羅斯=多く連なる漢字は姓と離す必要がある。という意味です。

如此之類(表音仮名・借字)=(似ているもの、同じ性質)の漢字、記述はこれに従う。)という意味です

隨本不改=(隨本(表音仮名・借字)=見聞きした事などを筆にまかせて書いた文章)であり、(不改=附会=関係のない事柄を理屈をつけて結びつけることはしていない。)という意味です

<要約>

解釈による位置づけをして、易卦の公比で書き記し、秘中=秘密の事柄である。

叉、同様に姓名の姓については生まれた家。生家、また、父母の家の姓をくみ取り、記述を声に出し書き換えを防ぐために、良いものと悪いものを選り分け表音を手掛かりに語を写し取ること。

 

於名帶字謂多羅斯(表音仮名・借字)=(注1 前文と同様に姓名の名についてす。) 帶字=おびている表音漢字の謂=意をくんで、多羅斯=多く連なる漢字は姓と離す必要がある。という意味です。

如此之類(表音仮名・借字)=(似ているもの、同じ性質)の漢字、記述はこれに従う。)という意味です

隨本不改=(隨本(表音仮名・借字)=見聞きした事などを筆にまかせて書いた文章)であり、(不改=附会=関係のない事柄を理屈をつけて結びつけることはしていない。)という意味です。

 

<姓⇒かばね⇒八色の姓を前提に編さんされている。>

八色の姓(やくさのかばね)は、天武天皇が684年(天武13)に新たに制定した「真人(まひと)、朝臣(あそみ・あそん)、宿禰(すくね)、忌寸(いみき)、道師(みちのし)、臣(おみ)、連(むらじ)、稲置(いなぎ)」の八つの姓の制度のこと。

 

<備考、当方の推論>

魏志倭人伝を解読して神武天皇~持統・文武天皇まで男系血族の正統な宗家の争いと推論いたしました、卑弥呼天照大御神)⇒血族宗家。神武天皇⇒分家(血族)二つの血族の争いで雄略天皇は宗家血族でしたが、断絶。継体天皇で遠縁血族となり、天武天皇は少し血族が薄い、持統・文武天皇で宗家(正統血族)にする、前段階としての八色の姓⇒血族の濃さで位を決める。⇒参考諡郷⇒根子・建の漢字が使われている。

持統天皇⇒大倭根子天之廣野日女尊

文武天皇⇒倭根子豊祖父天皇

古事記上卷 幷序 稗田阿禮(音読み=はいでんあらい)⇒(注 ひえだのあれ⇒訓読みでは解読できません。)年齢は二十八歳ではありません、四十八歳。

稗田阿禮の文節の解読は次回にします。